これについての追加の情報が http://member.nifty.ne.jp/tsato/xfig/ から入手できるかも知れません。 この国際化機能に関する質問などは、 VEF00200@nifty.ne.jp (T.Sato) へお送り下さい。 日本のユーザーは、xfig そのものに関する質問なども この宛先へ送られても結構です。
現時点では xfig の公式リリースには含まれていませんが、 ギリシャ (ISO-8859-4)、ヘブライ (ISO-8859-8)、タイ (ISO-8859-11)、 シリル (ru_RU.KOI8) なども使用できるかも知れません。 これについては、 http://member.nifty.ne.jp/tsato/xfig/ の Xfig and non-ASCII Characters を参照して下さい。
-international オプションを指定しなかった場合には、 国際化機能が有効となっていない xfig と同様に動作します。 リソース・ファイルに ``Fig.international: true'' のような行を追加しておけば、 -international オプションは不要となります。
国際化テキストの入力は、 TEXT モードにおいて テキストを入力する状態となっている時に、 入力モードを切り替えるためのキーを押すことによって開始します。 どのキーを押すと入力モードが切り替えられるかは環境に依存しますが、 Shift-SPACE、Control-SPACE、Control-O、Control-\ などの いずれかとなっていることが多いものと思われます。 変換の方法なども環境に依存しますが、 通常はその環境における他のアプリケーションでの操作と共通となります。
入力のスタイルとしては Off the Spot、Over the Spot、 及び Root のいずれかを使用することができ、 どのスタイルを使用するかは inputStyle リソース、 もしくは -inputStyle オプションによって指定することができます。 例えば、xfig -international -inputStyle OverTheSpot とすると、 Over the Spot での入力を行なうようになります。
Fig.normalFontSet: -*-times-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*,\
-*-*-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*,\
-*-*-*-r-*--16-*-*-*-*-*-*-*
Fig.boldFontSet: -*-times-bold-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*,\
-*-*-bold-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*,\
-*-*-*-r-*--16-*-*-*-*-*-*-*
しかし、このデフォルトの指定では 環境によってはあまり好ましくないフォントがロードされてしまう (好ましくない字体で表示されたり、xfig の起動に時間がかかったりする) 可能性もあります。 そのような場合には、リソース・ファイル (app-defaults/Fig) でフォントをより具体的に指定することによって、 指定したフォントをロードさせることが可能です:
Fig*FontSet: -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Fig.normalFontSet: -*-times-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*,\
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Fig.boldFontSet: -*-times-bold-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*,\
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
また、スケーラブルなフォントが使用可能である場合 (例えば X-TrueType Server のようなスケーラブル・フォントに対応した X サーバーを使用している場合) には、次のように大きなフォントを指定することによって 文字の表示品質を改善することも可能です:
Fig*FontSet: -*-times-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*,\
-foobar-mincho-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*
Fig.normalFontSet: -*-times-medium-r-normal--64-*-*-*-*-*-*-*,\
-foobar-mincho-medium-r-normal--64-*-*-*-*-*-*-*
Fig.boldFontSet: -*-times-bold-r-normal--64-*-*-*-*-*-*-*,\
-foobar-gothic-medium-r-normal--64-*-*-*-*-*-*-*
ロケール名としては、japanese、ja、ja_JP、 ja_JP.ujis、ja_JP.eucJP、及び ja_JP.EUC が使用できるようにしてあります。
ロケール名としては、korean、ko、ko_KR、 ko_KR.eucKR、及び ko_KR.EUC が使用できるようにしてあります。
ファイルは、fig2dev のインストールの際に指定したディレクトリに、 ロケール名の後に ``.ps'' を付けた名前で作成する必要があります。 例えば、ロケール名が zh_CN.eucCN であるならば、 このファイル名は zh_CN.eucCN.ps とする必要があります。
X11R6 のデフォルトの設定では、 /usr/X11R6/lib/X11/locale/app-defaults/Fig のようなリソース・ファイル (ここで、locale はロケール名、もしくはその「言語部分」を示す) が存在する場合、それは /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Fig に優先して読み込まれます。 従って、例えば日本語環境用の設定を /usr/X11R6/lib/X11/ja/app-defaults/Fig に書いておけば、 環境変数 LANG が ja_JP.eucJP などに設定されている場合には その日本語用の設定が、それ以外の場合には /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Fig に書かれている標準の設定が有効となります。
| Operating System | X | Input Method |
|---|---|---|
| SunOS 4.1 | X11R6 | kinput2 |
| Solaris 2.5 | X11R6 | kinput2 |
| Solaris 2.5-2.6 | OpenWindows, CDE | htt, ATOK |
| HP-UX 10.20 | X11R6 | kinput2 |
| IRIX 6.3* | X11R6 | kinput2 |
| FreeBSD 2.2 | XFree86 | kinput2 |
| Slackware Linux 3.1 | XFree86 | kinput2 |
| RedHat Linux 4.2, 5.2 | XFree86 | kinput2 |
| Debian GNU/Linux 2.x | XFree86 | kinput2, skkinput |
| Linux MLD 5 | XFree86 | kinput2 |
* IRIX 6.3 では、IRIX の純正の cc (gcc ではなく) を用いて、 コンパイル・オプションとして -N32 -mips3 を指定して コンパイルする必要があるかも知れません。 また、IRIX に含まれている JPEG ライブラリを使用せずに、 JPEG ライブラリのソースを入手してコンパイルする必要があるかも知れません。
| Operating System | X | Input Method |
|---|---|---|
| RedHat Linux 5.2, 6.0 | XFree86 | hanIM, ami |